歌詞
歌詞
① 感傷癖の神様
感傷癖の神様はあなたたちを見てる
足が地に着いたその時 優しい死が包んでく
独りにしないでと 涙ながらに叫ぶ君が
可愛い 連れてってあげる いつまでも抱いているわ
悲しい時なんて 人はあなたに冷たいのよ
楽しいこと、嬉しいこと そんな時嘘をついた
間違えだらけの「小さな夢」
めちゃくちゃに描いた「落書き」
全部全部 1つ所へと
感傷癖の神様は希望に満ちている
疲れ果て カラカラの あなたへの試練を
ああ神様があなたたちに望む
降り立って諦める前に 涙を見せてよ
身体を捨て去って 嘘みたく喜んだ君が
愛しい 掻き消してあげる 好きなように身を投げて
お気に入りの歌が 憎くて仕方ないのでしょう?
あなたが睨むその先の 姿に気づけないで
素直に言えずに「食わず嫌い」
軌跡の滲んだ「自転車」
全部全部 素敵な感傷
そうさ神様は竦然を嫌ってる
粟立って フラフラの あなたへの幇助を
ああ神様があなたたちに話す
間違って責められることが 涙を止ませぬなら
おいでよ 来たらいいよ
感傷癖の神様はあなたたちを見てる
知らぬ間に地の底を 海に沈めてくれる
ああ神様があなたたちに望む
好きになって 目を開いて 最後に笑顔を見せて
ああ神様はあなたたちが好きよ
傷を負って 愛紡いで 私について来てね
ああ神様は素敵な感傷癖
Uh
② 変な子ね
オモチャを片付けなくちゃ
変な子って言われるね
ご飯を全部食べなくちゃ
変な子って言われるね
僕にはわかる みんなの言葉
汚い大人の言葉だよ
僕の名前は 寂しいソフィ
哲学したんだ 立派にさ
お顔窺ってイタズラをした
僕にみんなは揃って言うの
ヘラヘラ笑って羽を千切った
僕にみんなは揃って言うの
「変な子、変な子だね。」と
君は笑って
僕がまだ幼い赤ん坊なのを知らない
みんなでお歌を歌っても
変な子って言われてさ
楽しいことを嫌うのは
変な子。って思うんだ
ハーア ハーア
悲しいお顔の君を愛した
僕は誰かに許されるかな
惚けたお頭の君に恋した
僕は誰から許されるかな
「変な子、変な子だね。」と
笑われるから
楽になろ、この空より
高い所へ行こ。
優しい君は僕のことを
考えてくれるかな
手をつなぎたいな
キスしたいな
触りたい 知りたいな
楽しい楽しい逃亡劇だね
僕は愉悦の世界へ消えた
苦しい苦しい逃亡劇だね
僕は誰にも許されないで
変な子、変な子なんだ
僕は笑って
みんなまだ幼い赤ん坊なのを見てた
③ 艶だ
こんばんは 僕はひとり七変化 欲の狼
童歌 人形劇 見よう見真似の誂えだ
愛の向こう側に神秘を求め 華追う物数寄さ
愛のこちら側に憧れを添えていつでも夢見た女の子
「あなたに綺麗なお花をあげる(から)、食べないで!」
僕たちは 裸の子艶な子 見つけては摘み食って生きているのさ
透き通る ハートの色頭巾色赤いまましゃぶりとった
欲しいまま 裸の子艶な子見つけては喜んで頬を抓れば
いい夢はすぐ覚めるよ
頂戴な もっと!足りないったら
亜鉛(とたん)葺、音を鳴らす縹雨 映える赤頭巾
艶やかで愛しい色 無闇矢鱈に混ぜてった
謡聴き惚れては月夜に浸り真っ白毛皮に覆われてゆく
僕たちは 裸の子艶な子 見つけては摘み食って生きているのさ
透き通る ハートの色頭巾の色赤くなって喘いでる
欲しいまま 裸の子艶な子見つけては慄いて頬を抓れど
逃げらんない 君はお終い
頂戴な もっと!足りないったら
僕たちは 裸の子艶な子 見つけては摘み食って生きているのさ
透き通る ハートの色頭巾色赤いまましゃぶりとった
欲しいまま 裸の子艶な子見つけては喜んで頬を抓れば
いい夢はすぐ覚めるよ
頂戴な もっと!足りないったら
④ おわかれのうた
もしもし (ハラララ)
元気にしているの?
ママ、見てよ
こんなに大きくなったの
大好きな人も
一緒にいてくれて
満ち足りた
そこにあなたがいたなら
いいのに
ママ、あのね、あのね、あのね
天国は幸せなところよ
来てよ、来てよ、来てよ
迎えるよお空から
ママ、悪い、ことは、無いよ
みんなが作り出したことなの
耳を、塞げたなら
なんだってできるから
もしもし (ハラララ)
あれからどうしてる?
いま、行くよ
優しく息を吸い取りに
行くよ
そしてやっと、やっと今
ママがこの世に生まれてきて
体を捨てて喜んで微笑んで素敵
ママ、あのね、あのね、あのね
あなたはあなたのために生きる
見てよ、見てよ、見てよ
私がママになるよ
ママ、悪い、ことは、無いよ
みんなが従ってることなの
耳を、塞げたなら
なんだってできるから
なんだってできるから
迎えるよお空から
⑤ Bike
吐き出した気持ち 見てらんない 泥のようさ
認めてほしいんだ 唯それだけなんだけど
ふと気がつくと 汚れた色の言葉ばかり
君が膨れっ面してるのを見てるだけ
行き過ぎた感情 冷ませずに悔しいだけ
窓の外なんか 憎らしい程晴れてさ
なんだか陽に溶けてしまえそうで
玄関開けて 飛び乗った自転車
後ろなんて振り返らず走ろうか 風を追い抜いて
邪魔なものなど何も無いさ 見えぬ場所に漕ぎ着け
もしも途中で死んでしまってもいいさ 風に乗ってゆけ
キラキラした時代なんだ やっぱ今だぜ
「終わりよければさ。」 しょうもない救いのワード
明日の君がさ 眩しく笑えるように
良いこと悪いこと色々だけど
何か少し変われたなら 明日の君が生きる
呼吸も 身体も 悩みも 恋も
何も かも 動いて
ちょっと土手で寝転んでみたらいいさ 星を眺めて
また自転車に戻ってくれば 迎えてくれるのさ
地球から飛び出してみたらさ 案外何でもない
もし帰り道を忘れちゃったら それも君だったんだ
後ろなんて振り返らず走ろうぜ そうだ 力強く
ペダルで君の旋毛をを巻くんだ 嬉しいこと 悲しいこと
もしも途中で死んでしまってもいいさ 君の自転車
最後はいくら漕いだって 廃材になっちゃうや
⑥ えほんのせかい
小さい頃の絵を見せられて 一寸重たい心持ち
ああ 恥ずかしい あまりにも拙作だわ
お色が好いとか綺麗とか そういう種類のことじゃなく
「唯…何だろね」 話が下手なのねママ
あなたの世界の虜になってゆく
まだ見ぬ色も 知らない景色も 何でも見せておくれよ
私の世界は 「コトバ」など要らない
楽しいだけで 嬉しいだけで みんな幸せになれる
小さい頃の絵を見せられて 一寸無邪気にくすぐられ
ああ 懐かしい 素晴らしい作品だね
疲れたって 明日が来て 私を揉みくちゃに滲ませて
そんな日に憧れて この絵本を 読む為に生きてゆこうか
生きてゆこうか
あなたの世界の虜になってゆく
まだ見ぬ色も 知らない景色も 何でも見せておくれよ
私の世界は 「コトバ」など要らない
楽しいだけで 嬉しいだけで みんな幸せになれる
⑦ Doodle
愛されて離れて行く君は可哀想だ
紫陽花の目覚めのようだ
悲しいな。どうしよう。
あなたは俯瞰の天才だ
童話を守り過ぎたのだ
それは所謂高嶺の花だ
冷たい雨が降る
あなたの世界は素晴らしい
見えない闇は美しい
きっと多くはあなたを見ずに
酔った世界に逃げるさ
やれ何処へまでも心配だ!
同じことをして生きてきて
今では要らない私を置いて
去ってくあなたが心配だ
小さい私にあの花を
贈ってくれたこの場所で
見てよ、こんなに、こんなにも。
紫陽花が素敵だ
ああ あなたは綺麗なんだ。綺麗に溺れてしまったんだ。
溺れたあなたは私の目を背けたい憧れだった!
「Doodle、逃避する」
わたしはあなたに手を伸べた
あなたはわたしを愛している
視線をそらして諦めたら
あなたの足跡を消す。
やれ何処へまでも心外だ!
隙間を脱して追ってきて
気持ちの欠片も伝えられずに
去ってく言葉は心外だ
無邪気な私が欲しいのは
笑顔を作ることだった
それが、こんなに、こんなにも。
巡り行くイバラだ
ああ あなたは繊細なんだ。私の世界には入れない。
迷ったあなたに私はまだ手を差し出しているのに!
小さい私にあの花を
贈ってくれたこの場所で
見てよ、こんなに、こんなにも。
紫陽花が素敵だ
ああ あなたは綺麗なんだ。綺麗に溺れてしまったんだ。
溺れたあなたは私の目を背けたい憧れだった!
⑨ 怪しい酒場にて
(飲めや、歌え!holy night)
(Happy halloween!)
夕闇が深まる 砂埃の中心街
ネオンサインの煩い街では霊的な感興も無い
寂しい風貌いかにもな ヒゲ生やした老人が
消え入るような声で「出るよ」って呟いた
寡占に不満が募る オーナメント頂戴な
悪戯は後にしてよ 邪気に飲まれた大人たち
裏道を夜勤へ急ぐ 大慌ての若者が
近づくその影にたちまち慄いた
お菓子に集る子供も姿を消した頃
眩暈団地3番街の水銀灯が消えてお客さんが
やってくる!
へんてこりんカボチャ頭の紳士が降り立って
怪しい街の酒場で挨拶を交わすのさ
お茶目なカボチャ頭のゴブリンご多忙で
夜明けの最終列車までに 一緒に如何ですか?
(Happy halloween!)
「マスター、マスター。メリークリスマス。
甘いクレープくださいな。
桜も綺麗に咲いてるし、さあお餅も食いたくなっちまった!」
「パルドン、パルドン。生憎様さ。
ここじゃ甘味は出せないぜ。
木々ならご覧、真っ裸、そしてちょっとは暦を知るべきだ!」
絵本もおもちゃも何も草臥れては放られて
すぐそこ、行く道のバロメータ探してる
それを聞いて彼は笑う
「王道に隠れて神を殺す
宗教さ!」
へんてこりんカボチャ頭は「愛されたい?」と静かに訊く
寂しいマスター表情変えず「いいえ」と下を向く
愉快なカボチャ頭のゴブリン背を向けて
「せめて愛する君の主に、そうなりたいんだ」
街に朝日が昇り人々は目を覚ます
へんてこりんカボチャ頭とマスターは幸せで
怪しい街の酒場で消えて何処かへ行った
街では惚けた顔の酔いつぶれた人が
彼女の行方も知らぬままに井戸へ向かい進む
⑪ カモメと方舟(Full ver.)
聞いて 聞いて 倦怠の雲だ
所在も解れて無くなった
見えない 見えない 混迷の渦だ
光の色した言葉が欲しい
「駄目だ、駄目だ」と
後進の勢いばっか要らないや
捨てて方舟を出せ
大空へ 大空へと 飛んでゆく
飛んでゆく 飛んでゆくのさ
泣いて 泣いて 煢煢の空だ
孤独に自惚れた青さだ
ああ、さよなら
当たり前にバイバイ
呆けて白痴の変わり者だけれど
その場所で見たものはきっと誰もきっと誰もわかりはしない
噺を贈るカモメが一羽
溜息のように海へと消えてった
逆流の嘲りにひとり
恐る恐る足を突っ込んでみたら
存外なこと 自分は割と
強くって 正しいと 思えてさ
大空へ 大空へと 飛んでゆく
飛んでゆく 飛んでゆくのさ
噺を贈るカモメが一羽
溜息のように海へと消えてった
大海原は 大海原は
僕のこと あなたのこと 誰かのことを
冷たくて たまに温かい
それでいい そんな
目をして見てるんだ
⑫ TIME OUT(2013 remake)
ああ歌ってよレクイエム 死んで詫びても聞かないよ
誰でも最後はパッション 罪を犯して来たのなら
抜き打ちの計画を立てた天とかどっかのお偉いさんたちが
増え過ぎた私欲の生物を 自らの手で拭おうとされた
喜びの営みと ラララ 苦しみの産声さえも
悲しみの最期を遂げる ああ 全てが消えてゆく
だから裁きの刻までにグレーな行動をしよう ミサイル飛ばしてしまおうか
赤いボタンが歌い出す 輝きながら待ちわびる 走る私の脚が軋む
砕き割ってしまおうか
人知れず潜んでた ラララ 遣い等の鋭気も全て
まだ何も知らずに居れば幸せだろうに 今更泣かないで
だから裁きの刻までにグレーな行動をしよう 悦びに堕ちて逝きたい
このまま見つめ合っていてよ あなたの甘い香りのように
飛ばされてしまわぬように強く抱きしめて
だから裁きの刻までにグレーな行動をしよう ミサイル飛ばしてしまおうか
赤いボタンが歌い出す 輝きながら待ちわびる 走る私の脚が軋む
砕き割ってしまおうか
⑬ 感傷癖と結末
独りにしないでと
涙ながらに叫ぶ君は
もういない 強くなれたんだ
ずっと夢を見てようね
愛へと呑まれた酒場の娘も
ハテナを捨てない変な子も
力の限りに漕ぐ少年も
仲間の飛躍に妬く子でも
みんな みんな 自分を信じて
消えてった(消えてった)
さよなら 絵本に逃げてく
ぐちゃぐちゃに死んじゃってさ
私の血色で絵を描く
新しいお家を描くの
さよなら 絵本の世界は
グロテスクに濃くなって
弱く消えた子どもたちが
今もここで踊ってる